チャレンジ精神を持った、
明るく元気な方と一人でも多く
お会いしたいと考えております。
私がフジ産業に入社したのは平成23(2011)年7月です。東北大震災から4カ月しか経ておらず、日本全体が不安を抱えたまま復旧・復興に向かっていった時期でした。そういう中での再就職でした。また当時は大手物置メーカーの販売代理店でしたが、近年はフジ産業自身が物置メーカーへとして躍進しています。採用視点も「販売代理店の社員」から「物置メーカーの社員」と変化してきました。
前職でも総務部に在籍していましたが、採用の経験だけがありませんでした。面接時から未経験ですが「正社員の採用を行いたい」という理由でフジ産業へ応募し入社となりました。面接時も当社オーナーに「社員の採用をしたいので前職を退職してきました」と伝えています。なので「フジ産業」についても「物置」「物置業界」「エクステリア」「外構工事」も全く知らない状態のままの入社(ホームページを見た程度)となりました。「未経験者歓迎」という文言がなければ応募しなかったと思います。ただ、「正社員を大量に採用してやるゾ」という気持だけで入社しました。
一番苦戦ているのが工事部員の採用です。面接時に上手に具体的に仕事内容を説明することができませんでした。私自身がこれまでの人生の中で生業として「工事(施工)」をしたことがなかったからです。建設現場や土木工事の現場なら、街の中で見かけることはありますのでイメージはつきます。
しかし、物置の組立工事、エクステリア工事、外構工事は全くわかりませんでした。「エクステリアって何?」「外構工事?」というところから始まりました。当時も今と変わらず人手不足でしたので、採用業務がない時は工事部の先輩に同行し、土間打ち工事のネコ(一輪車)押しや、1.5tトラックを使用しての物置配達等、工事補助をしたことが今では面接するうえで非常に役立っています。
当社では応募いただいた方全員と面接するようにしております。わたしが面接時に応募者の方とお会いした時に注目する点は応募された方に「チャレンジ精神があること」「明るく元気」であることの2点です。転職回数や学歴、これまで在職した会社の規模等はさして問題にしません。
近頃面接をしていて感じることは「できること」と「できそうなこと」だけで就職先を選んでいる方が非常に多いということです。これは老若男女問わず、とみに増えていると感じています。これでは応募された方も、会社自体も成長できないと考えています。
「これまでの職場で経験してきたことのこういうところはフジ産業で生かせられるのではないか?」というかたちで提案してくれる方、「これからフジ産業でこういうことにチャレンジしてみたい」という方達が今後の当社の戦力となると考えております。
また明るく元気な方が職場にいると職場の雰囲気が明るくなり活気が出てくることは言うまでもありません。もちろん口数が少ない職人気質の方も大歓迎です。
転職(就職)を考えている方達の動機は様々です。「生活のため」「家族との時間をつくるため」「通勤時間が短いところがいい」「職場の雰囲気が合わなかった」「自分には合わない業務だった」「人間関係が上手くいかなかった」等々。しかしその就職先を選ぶ根底には「チャレンジしてみたいこと」「自分の好きなこと」があってもいいのではないかと思っています。
近頃は「人生100年時代」と言われています。当社は創業以来、事実上「定年」がありません。もちろん就業規則上の定年はあります。しかし「働けるうちは働く」というのがフジ産業のスタイルです。今でも70代、80代の社員の方達が毎日頑張って業務をしています。そういう意味では50代で転職を考えている方も、折り返し地点を通過したにすぎません。当社に限らず採用担当者は「今さら(やっても)」ではなく「今から(かんばる)」という方に期待を寄せると思います。
現在使用している会社案内の1つ前の物の表紙にはは、大きく「CHALLENGE、CHALLENGE、CHANCE.」と大きく印刷されています。社長が提唱したものですが、わたしもこのフレーズを気に入っています。先日も長野県で開催された合同企業面接会にはあえてこちらを持参して応募者に配布しました。「挑戦しなければ(飛躍する)機会はこない」と私なりに解釈しています。そしてこれからも、そんな「チャレンジ精神を持った」「明るく元気」な方と一人でも多くお会いしたいと考えております